【アスベスト法改正って一体何？】2022/08/18

アスベスト法改正って一体何？何がどう変わったの？

皆さん、アスベストという言葉はご存知でしょうか？

ニュース等で名前くらいは聞いたことあるよ！という方は多いかもしれません。

まず、アスベストとは、天然に採取される鉱物の一種であり、石でありながら

軽い綿状の性質を持つことから、石綿（せきめん、いしわた）とも呼ばれる物質です。

加工しやすいことに加えて、耐火性・断熱性・電気絶縁性が高く、一時期は断熱材や保温材、防音材として多く使用されていました。

ですが、アスベストを吸入すると人間の健康被害や環境への有害性が多く発生して問題になった為、日本でも2006年9月には使用が禁止される事になりました。

そして、2021 年 4 月に大気汚染防止法の一部改正があり、アスベストが含まれる建材の規制が厳しくなりました。

これにより2022年 4月からはリフォーム工事前のアスベスト調査が義務化されます。

アスベストが使われている主な場所としては壁の中や天井、外気に触れる部分などですが、パテ材やタイル目地、接着剤などにも含まれていることがあり、意外と広い範囲で利用されています。

そういった状況から、リフォーム工事が入ることが多いキッチン浴室などには、

アスベストが含まれる建材が利用されている可能性が高いので、

リフォーム前にはアスベスト調査を行い、検出された場合にはアスベスト除去などの対策を行って安全な住宅にしていく必要があるのです。

しかし、アスベスト飛散防止工事には多額の費用がかかります。

単純にリフォーム費用に加えてアスベスト対策で更に費用がかさむとなると、

デメリットしかないんじゃないの？と思う方もいらっしゃるでしょう。

ですが、私の考えとしては多少費用がかかったとしても将来的にはしっかりアスベスト除去をしておいた方が良いと思います。

なぜかというと将来、住まいを売却するとなった場合、アスベスト除去等の対策工事をしていれば、購入者はアスベスト対策をする必要なく購入をすることができますよね？

一方、除去等の対策がなされていない場合には、購入者がリフォームをする前に対策工事を行わなければいけないため、購入を断念してしまうかもしれません。

また対策工事までできていなくとも、アスベスト調査の結果があればリフォーム時にどのような工事を行うことになるか費用の予測が立てやすいので、購入のハードルは低くできるでしょう。

アスベスト調査を行うことで、売却時の不動産価格にも影響する可能性が高いのではないかと私は思います。

また、法改正により飛散防止工事の作業も厳しく定められていますので、

対策工事済なら安心な生活が送れるということでより人気の高い物件になるという事も考えられます。

弊社は自社物件のご紹介の際に、リノベーション工事も一緒にご提案させて頂く事も多いので今後、実際にアスベスト調査を行った事例なんかもご紹介出来ればと思っております！

ＨＰにはこれまでのリノベーション工事の事例を掲載させて頂いておりますので是非ご興味のある方はご覧下さい。

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