コラムcolumn
【ウソ⁈ホント？不動産営業の怖い話（後編）】2021/12/17
【ウソ⁈ホント？不動産営業の怖い話（後編）】
『命の危険を感じました・・・。』
こう話をしてくれたのはプライベートでも私と仲の良い不動産投資家のAさん。
前編をご覧になっていない方はこちらを先に読むことをおすすめします。
【悪魔がやってきた】
約束の時間が近づくにつれて不安は募るばかり・・・。
それでも重い腰をあげて仕事終わりに約束のファミレスへ向かったそうです。
店へ入ると入口に若い営業マンが立って待っており、
『Aさんですか？！どうも初めまして○○です。あちらの席へどうぞ！』
こいつが電話の営業マン⁈
普通の若い営業マンではないか・・・。
ところが席へ通されるともう一人強面の男がすでに陣取っていたそうです。
上司だということはすぐに理解できたようです。
『どうも、一緒にやっている上司の○○です。彼はまだ新人なので。』
余計な話は一切なく早速『会社紹介とマンション経営』の話を淡々と話してくる。
『Aさんがマンション経営を始めるとこうなります』
など一方的に説明してくる。
そして2時間近く説明を受け
『是非お付き合いできれば・・・』
そう言ってシミュレーション表をAさんの前に差し出すと
その途端、上司は『掛かってこい』とばかりに腕を組み始め、威圧的な態度。
それでもAさんはこれで帰れると思い、
『検討します。』
と言ったそうです。
【悪魔が鬼になって地獄と化す】
『電話でも伝えましたが、今日は検討に来てるんですよね？？』
と真顔で一切感情のない顔で迫ってきたそうです。
Aさん曰く、
この時は鳥肌が立つくらいの恐怖を感じたそうです。
Aさんは形式的な質問でその場を少しでも落ち着かせようと3つほど質問したそうです。
これがまた失敗・・・。
その3つの質問に対してAさんが納得するまで更に1時間越の説明。
『納得したな？もう同じ質問、断り文句を言うなよ。』
と言わんばかりの態度だったようです。
改めてAさんは伝える
『検討して連絡します』
それを受けた上司は
『何度も言いますが今日はその検討に来たんじゃないんですか？』
『検討するつもりもないのに来たんですか？』
『おちょくりに来たんですか？』
電話の時と同じようにまた『クレーマー』が現れたそうです。
ここから更に4時間このクレーマーに恫喝され続けたそうです。
上司も絶対に逃がさない・帰らせないといった形相で捲し立てるように
そこから再度、マンション経営の説明をうけること更に2時間。
『もう今度こそ逃げられない・・・』
Aさんはそう思ったそうです。
結局、購入申込書にサインを書き、契約日を決めてようやく解放されたのは
朝方の5時だったそうです。
夜20時頃始まって終わったのが朝方5時。
この地獄にたったひとりで9時間。
こんな状況で拘束されてしまったらサインしてしまうよなぁ・・・。
この話を聞いて同情してしまいました。
【後日談】
当然、後日契約を破棄しようと内容証明を送ったそうです。
案の定、そこから連日の自宅や会社に電話の嵐・・・。
今回は会社の上司にも事の流れを説明し、なんとか難を凌いだそうです。
二度と同じ様な体験はしたくないし、同じ被害者が出てほしくないと
Aさんは言っていました。
当社では反響営業や紹介営業がメインなのでこのような効率の悪い営業方法は
やらないし、理解ができませんが、このような昭和の詐欺企業のような営業をしている
不動産会社はまだまだ存在するのも現実です。
このような場合は
・YESと取れるようなことは言わない。
・直接会うことは避ける。
・会社や家族に相談すること。
とはいえ、その状況になればなかなか難しいですよね。
その場合は警察や専門家に相談することをおすすめします。
いつどこでこのような営業マンに捕まってしまうかはわかりません。
皆さんも十分ご注意ください。
営業の本質は『お客様のお悩みを解決するために必要な商品を提案する』ことです。
投資という商品は将来の備えや不安を解消するための商品だと自負しています。
当社で取り扱う『不動産投資』についてはお客様とは長いお付き合いになります。
お客さまに不安な気持ちにさせてまで商品をオススメする事は絶対にしないという
共通認識を持って社員一同、活動しております。
